製造業・運送業・その他の業種の方へ

労働災害事故

平成21年に発生した労働災害事故ではなんと105718名の方が死傷しています。労働災害事故は1時間に約12人もの労働者が業務上の事故の犠牲になっているという、「身近に起こる事故」です。
中でも製造業は23046人と最も労災事故が多く、運送業においても12794人となっています。

平成21年における死傷災害発生状況（死亡災害及び休業4日以上）

そんな多発する労働災害事故では、政府労災保険だけだと補償が足りないこともあります。労働災害事故が起こった場合、政府労災保険により労働者の負傷・疾病・死亡等に対して保険が給付されますが、被災者本人や遺族への見舞金、慰謝料、賠償金などを含めると、政府労災保険だけでは足りない場合があります。自動車事故で自賠責保険に任意保険をプラスすることで充分な補償が得られるように、労災事故でも政府労災保険に労災上乗せ補償をプラスすることで充分な備えとなります。

製造業の労災事故事例

工場にて、機械メンテナンス作業中に、ライン上部コンベア駆動部のモーターから異常音がしたため、モーターの点検、修理を行なった。その際、チェーンコンベアに作業用手袋ごと、巻き込まれ負傷した。

精麦圧扁機の運転中に裏側のシャフトから身を乗り出してローラーの掃除を行おうとした際に、衣服がシャフトに巻き込まれたため、ローラーとの隙間で挟まれて死亡した。

寸法仕上げ機を使っての作業中、製品を寸法切りするために機械を調整したが、押さえがあまく、高速回転の丸鋸の力で製品（木材）が飛び、人体に当たり負傷した。

当社倉庫内に於いて、加工するための鉄筋の束（約60本）を天井クレーンで吊り、移動させようとした時に、鉄筋を束ねていた番線が切れ、落ちてきた鉄筋に手を挟まれ、負傷した。

加工テーブルの上で製品の清掃作業中に、テーブルから下の機械カバーへ降りる際に、足を滑らせた。転倒した際に、配電盤の足場の角に脇腹をぶつけ、負傷した。

※上記事故例は弊社で作成した想定される事故事例です。

運送業の労災事故事例

構内にて、配送する荷物の積込作業中、誤って足がロープに引っ掛かり、車両のボディー上（高さ約2m）より転落し、負傷した。

前方信号機が赤のため、前車（軽車両）に続き２ｍ程車間を開け、停車の直後に後方より追突され、反動で前車も巻き込む玉突き事故となり負傷した。

道路運転途上、別の事故で渋滞の為減速した大型車に気付かず追突し、そのはずみでその前方の大型車２台も巻き込んだ事故になり死亡した。

※上記事故例は弊社で作成した想定される事故事例です。

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